アイコスケースとスマートキーケースへ。
こんにちは、M’s craftです。
本日は、お客様からご依頼いただいたリメイク品をご紹介します。
先日Instagramで投稿したリール動画では伝えきれなかった制作の様子や想いを、こちらで少し詳しく書いてみます。
今回のリメイク元は、以前当店でお作りしたオーダーウォレット、
「ダブルラウンドファスナーウォレット」。
その後、同じ形でクロコダイル藍染ヌバック仕様のものもご注文いただき、
現在はそちらをお使いとのことでした。
「最初に作った方も思い出があるし、長く大切に使ってきたから、
この革を別の形にしてもう一度使いたい。」
そんなご相談をいただき、リメイクをお受けしました。
リメイクで製作したのは次の2点です。
アイコスイルマケース(レーザー刻印入り)
車のスマートキーケース
元の財布の表面革を使い、それぞれ新しい形へと仕立て直しました。
まずは財布の縫製を一度すべて解き、革の状態を確認。
お客様が丁寧にオイルメンテナンスをされていたため、
革のコンディションがとても良く、リメイクには理想的な状態でした。
表面と側面のパーツに穴を開けて貼り合わせ、
その後、縫製 → コバ磨き → 仕上げ の順に進めます。
こちらはレーザー刻印入り仕様。
縫製前に、パーツの段階で刻印を入れています。
仕上げの際には、「合わせ口が出っ張らないように」とのご希望に合わせて、
革の断面を平らに整え、クロスステッチで丁寧に縫い上げました。
完成した2つの小物は、どちらも
長年使い込まれた革ならではの深い色味とツヤがあり、
とても味わいのある仕上がりになりました。
お客様も「ずっとどうしようか迷っていたけれど、
インスタのリメイク動画を見て『これだ!』と思った」とのこと。
大切にしてきた革が、また新しい形で日常に戻っていく——
そのお手伝いができて、本当に嬉しく思います。
思い出の革を、もう一度使える形に。
M’s craftでは、こうした革製品のリメイクも承っております。
ご希望やアイデアがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
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